お客様への感謝
お陰様で当店も今日で1周年を迎えます。
経営的には決して満足のいく1年ではありませんでした。
これはコロナの影響ではなく、ひとえに僕の努力不足というのが原因だったと思っています。
もし僕に上司がいたら「もっとちゃんとやれよ」と言われてもおかしくない数字でした。
一方で、気持ちの面ではとても幸せな1年だったと思っています。
この1年を語る上でコロナという存在はやはり無視できず、
精神面においてもかなりの強敵でして今も苦しめられています。
ですが、それを考慮してもやはり幸せだったと言えます。
ここでお店をやなければあり得なかったこの町に住むお客様との出逢いは、
お金では計れない豊かさを僕に与えてくれました。
なるほど、これが飲食店員にとっての麻薬なんだと再確認しましたね。
本格焼酎の魅力をより多くの方に伝えたいと思い始めたお店でしたが、
日々募るお客様への情が、
そんな大切な初心すら忘れさせてしまうかのようでもありました。
この1年に関して自分を褒める要素は一切ありません。
あるのは支えて頂いたお客様への感謝だけです。
2年目の目標
4月、5月で九州の蔵元さんをお店に招き、本格焼酎のイベントをやる予定でした。
この活動は百伝にとっての肝と言えるものでして、大変意義のあるイベントだと自負しています。
中野の時も何度かやりまして、お越し頂いたお客様の盛り上がる姿に僕自身このイベントに対する価値の高さを実感していました。
周知のように3月以降からそんな風潮ではなくなり、蔵元さんと相談の結果中止にしました。
2年目は必ずやりますとは今の段階では言えませんが、
個人の気持ちとしてはやりたいですね。
そしてもうひとつ、
これは日々の目標ですが、
モチベーションを維持し続けるということです。
僕自身の気持ちを常に一定以上のテンションで保ち続けるという点に注力したいと思っています。
1年間やってはっきりしたことがありました。
この店で一番大切な要素は僕自身だということです。
僕ひとりで全ての業務を行っているわけですから当たり前なんですけどね(笑)
なんて言いますか、僕もこの店にとっての大切な「商品」ということです。
僕という商品力がお店を大きく左右するわけです。
モチベーションを維持し続ける上で具体的に必要なこととしては、
体調管理、休みの日の使い方、飲食業、本格焼酎に関する更なる勉強、などなどです。
こういった足元ですよね、しっかりと固めていき、
地盤の強い店にしていきたいです。
これが一番難しい気もします。でも自分の歩幅でしっかりと成長していこうと思います。
最後に
テーマは「まごころ」とする。
奇をてらわない、盛り上がり過ぎない、かつユーモアがあり、
接客の基本となるお客様へのケアが行き届いている店。
お客様が心地よく、心温まる、
今日ここに来てよかったと思ってもらえるような接し方をし、
また、そういう店全体の雰囲気を作る。
1年前、お店を始めるときに作った事業計画書に書かれていた一節です。
果たしてできていたでしょうか。
1年間の営業を振り返るとまだまだのような気もします。
一方で、こうした気持ちの一部は感じ取ってくださる方もいたのではないかとも思います。
初心に近づける努力は引き続きやっていきたいですね。
2年目は1年目にも増して経営的には厳しい1年になると思います。
ですが、売上を追うことばかりに注力せず、
自分にとってのベストの仕事を追っていきたいと考えています。
その先にお店の成長があると信じます。
もっといい店に必ずしてみせます!
1年間、支えてくださり本当にありがとうございました。
2年目もどうぞ宜しくお願い致します!!
コメントを残す