お店が再開し1か月半が経ちまして、
僕の中では日常が戻ったなという感覚になりました。
皆様はいかがでしょうか?
人それぞれまだ思うところはあるかなと思います。
ですが、
もうコロナを言い訳にできるフェーズにはないとだけは断言できると僕自身は思っています。
お客さんが入っている店はありますし、
百伝に関して言えば、
お客さんが来ないのは何のせいでもない、
僕自身の努力不足と考えています。
さて、
そうは言っても、ここに来て新規のお客様のご来店が目立つようになりました。
そしてそのお客様が再来し、リピーターさんになってくださり、
僕の中では常連さんと言えるほどにまでに、
この1か月半の間でご来店を重ねてくださる方もいらっしゃいます。
新規のお客様にとっての初来店というものには
大なり小なりの緊張というものがあります。
これは逆も然りです。
この仕事が長い僕にとっても毎回それはあります。
でもお酒の力も関係してきますが、
この緊張感は少しずつ緩和されていくものです。
そしてご来店を重ねていくうちにある種の「慣れ」みたいなものが生まれます。
ここまでくると一安心…
と言いたいところですが、
僕の中で慣れは天敵と考えています。
(もちろんお客さんにとってはそれでいいんですよ!)
毎回、何かと戦っています。
その根本にあるものは、この2つの想いです。
❝ 飽きられたくない ❞
❝ やっぱり今日もここに来て良かったと思ってほしい ❞
2つの想いが常に「更新」という目標を僕に突きつけます。
この感覚が営業中、お客さんに悟られないようにすることは言うまでもありませんが、
実は頭の中でこの2つの想いがオーダーと共に駆け巡っていることをこの場で告白しておきます(笑)
先日、他店のオーナーさんとお酒を飲んでいたとき、何かの話の流れで、
『たまには「今日はハズレだったな」とお客さんに思わせてしまう日もあるよね』
と言われ、
それに食い入るように反発している自分がいました。
相手には不快な思いをさせてしまったかもしれませんが、
僕の中でこの仕事に対する熱いモノがあるんだと少し安心もしました。
数ある飲み屋の中からうちをご指名頂き、お金まで頂いて、
今日はハズレだったとお客さんに思わせることは絶対にしたくないです。
そして、更新と同じくらい大事なことがあります。
一番大切な気持ちを「維持」し続けることです。
僕の本格焼酎に対する想い、飲食店にかける想い、お客さんに対する想い、
つまり、僕自身のこの店に対する気持ちです。
お客さんは根本の部分でここに共感してくださりご来店を重ねてくださっているのだと思います。
❝ お客さんが百伝に求める本質の部分 ❞ ですね。
維持するため、定期的に見つめ直す習慣をつける必要があると思っています。
仮にお客さんが本格焼酎が好きで、うちの料理が美味しいと思ってくださっていたとしても、
❝ お客さんが百伝に求める本質の部分 ❞ を僕自身が見失ったら
この店は良い店なんかじゃないです。
「更新」と「維持」はどちらも大切でどちらも努力が伴います。
慣れないために常に更新をし、
大切な気持ちを維持するために見つめ直す習慣をつける。
そんなに簡単なことじゃないです。
でもこの先にお店の成長が必ずあると信じ、
努力し続けることをここにお約束します。
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