17年前の今日は、アメリカで同時多発テロが起こった日です。
年々このニュースが取り上げられなくなっているような気がしますが、
僕にとってはとても衝撃的な日で忘れることはできません。
僕がなぜ本格焼酎にここまで熱を込められるのかということの答えと、
この同時多発テロ事件が起こった日のことは少しリンクしていると自分では思っています。
この日を忘れたくないという想いと、ある方から、
❝ 鈴木さんはなぜ本格焼酎なんですか? ❞
という質問に答える意味でも書かせて頂きました。
17年前の9月11日
当時僕は予備校に通う浪人生でした。
高校を卒業後すぐ予備校に入り、この日まで1日も休むことなく勉強していたと記憶しています。
特に夏の期間は必死だったと思います。
そして9月11日、8月末に行われた全国模試の結果がこの日返ってきました。
状況としましては、夏前と全く変わっていませんでした。
とてつもないショックでした。ここまで勉強して成果が見られないことに呆然とし、その日の授業を受けることができませんでした。
予備校の前にあった公園で一人ベンチに座り、
❝ 世界が滅亡すればいいのに … ❞
と思っていました。そうすれば受験も何もかもなくなる。そんな風に考えていました。
その後、高校時代の友達に連絡を取り、1日中遊びに付き合ってもらいました。
模試の結果などについては何も話していないのに、友達は別れ際に、
「今やってることは絶対無駄じゃないから頑張れ。合格したらまた遊ぼう。」
そう言ってくれました。
弱っているときにこの言葉は効きました。
自分を信じて応援してくれる人の力が僕に立ち直るきっかけを与えてくれたのです。
家に帰ると、まるで映画のような画像が何度もテレビ放送されていて、
その日の朝に考えていた ❝ 世界の終わり ❞ のようなそんな光景を目にしました。
これが僕にとって忘れられない17年前の9月11日となりました。
僕にとっての本格焼酎
❝ なぜ本格焼酎なんですか? ❞
つまり、甲類焼酎ではなく、なぜ本格焼酎なのかという質問をされたことがありました。
その方は本格焼酎だけではなく、甲類焼酎に対してもとても熱心にその普及を願う方でした。
僕は別に日本酒、そして甲類焼酎を否定している立場の人間ではありません。
ただ、出会った人達が本格焼酎に一生懸命な方々だったからです。
その方々、ここでは蔵元さんですが、
人のエネルギーに圧倒されたからというのが、僕が本格焼酎に想いを馳せる理由です。
ビジネス上の繋がりを越え、本気で僕を応援してくれる方がいてくださるから、今も走り続けていけるのです。
自信を失くしかけたとき ❝ 君は間違ってない ❞ と言ってくださった方が僕を今も支えてくださっている。
そんな方々に応えたいから僕も一生懸命になれるのです。
本格焼酎からは本当に色々なことを学んでいますが、原点を見つめるといつもそこには人がいます。
受験のとき最後まで頑張れたのも、そして今頑張れるのも、
人に支えられているからなんです。
最後に
正直、9月11日というと、あの時は頑張ってたなというのを今でも真っ先に思ってしまいます。
事件の真相を追求したり、亡くなられた遺族の方々のことを考える気持ちは恥ずかしい話、あのときは皆無だったと思います。
ひとつのことに夢中になり過ぎると、周りが見えにくくなってしまうのは僕だけじゃないと思います。
世の中のこと、周りの人の気持ち、そういったことを考えられる人間になりたいものです。
特定の方から僕はよく ❝ 焼酎バカ ❞ と呼ばれることがあります。
本当の焼酎バカにならないよう人間として精進していきたいと思っております。
17年前の今日、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
コメントを残す