ウーロンハイ、緑茶ハイはよく飲むけど、本格焼酎はあまり … という方、
結構いらっしゃると思います。
飲んでほしいですね … 本格焼酎 …
そんな想いを抱く僕が、今年の夏、
各地で本格焼酎の試飲販売をさせて頂きました。
本格焼酎を少しでも多くの方に飲んで頂きたく、あの手この手でいろんな飲み方をご提案し、提供することができました。
その中で大変ご好評だったのが ❝ 麦焼酎の麦茶割り ❞ でした。
当然、季節的なものもあったでしょう。
でも僕はこの作り方は理にかなっていると思っています。
このブログでは常々、本格焼酎は割って飲んでほしいということを提案してきました。
今回はその主張を全面に出したテーマとなっています!!
今回のテーマで、ウーロンハイ、緑茶ハイを飲まれる方が、
本格焼酎に触れるきっかけとなってくださると嬉しいです。
「麦焼酎と麦茶」納得の相性

相性に関して一般の方にとっては、特に異論はないんじゃないかと思います。
麦焼酎と麦茶 … 2つとも原料は同じ「大麦」です。
冒頭で言いました理にかなっているというのは、ここにあります。
もし異論を唱える方がいらっしゃるとしたら、
❝ うちの焼酎に麦茶を加えて、本来持つ焼酎の特徴を消さないでほしい ❞
という蔵元さんからの主張でしょうか。
これに関しては2つ考えがあります。
ひとつは、麦茶の香ばしさが全体を包み込んでしまい、
かつ、焼酎の清涼感か麦茶の清涼感かわからない後味の麦焼酎は、
この割り方に相応しくないと考えているということです。
僕はすべての麦焼酎が麦茶割りに適しているとは言っていません。
麦茶に負けないしっかりと芯のある麦焼酎に ❝ 麦茶割り ❞ をご提案したいと思っています。
もうひとつは、まずは飲んで頂きたい、この焼酎を知って頂きたいということです。
飲まれる方が今は麦茶割りでも、この先その焼酎自体に興味を持ち、水割り、お湯割りと試して頂くことになるかもしれない。
ここに本格焼酎の大いなる可能性があると僕は思っています。
考え方は皆それぞれですが、
実際にこの夏、麦茶割りが飲まれた方から大変ご好評を頂いたということは事実です。
是非、試して頂きたいと思っています。
どんな麦焼酎がいいのか

前項では ❝ 麦茶に負けないしっかりと芯のある麦焼酎 ❞ と言いましたが、詳しくは、
❝ 香りに香ばしさがあり、後味にほど良いコクがある麦焼酎 ❞ が麦茶割りに適していると思います。
僕がご提案したいのはあくまでも「本格麦焼酎の麦茶割り」です。
焼酎に上記のような特徴がないと麦茶の特徴が強すぎ、
そうなると甲類焼酎でもいいじゃないかとなってしまいます。
例え麦茶で割っても、素材となる麦焼酎の特徴を感じて頂くには、この特徴を持つ麦焼酎がここでは必要になると考えます。
具体的には、
常徳屋酒造場「道中 焙煎燻蒸醸し」

西吉田酒造「初潮(はつしお)」

渡邊酒造場「万年星」

作り方は(焼酎:麦茶)3:7くらいがいいと思います。
上記の焼酎はこの割合でも ❝ 香ばしさ ❞ そして ❝ コク ❞ が感じられます。
ウーロンハイや緑茶ハイは飲むけど本格焼酎はあまり飲まないという方へのご提案です。
「味わいのある酎ハイ」とでも言いましょうか。
是非一度、お試し頂きたいです _(._.)_
最後に
この夏はとても勉強になることが多かったです。
飲食店の現場で働いていたときは、日々いらっしゃるお客様は、
常連さん、リピーターさんがその大半でした。
その中でもちろん学ぶことは多かったです。
しかし今年の夏は、僕のことを知らない方々がほとんどでした。
そんな方々に対して、本格焼酎のことをお話し、そして実際にお作りしご提供する。
多くの方と接することができた夏でしたが、この一瞬でいったいどれだけの人に本格焼酎の魅力が伝わったかは正直わかりません。
もっといい伝え方があったんじゃないかと考えさせられることが多かったです。
でも嬉しかったのが、いつもブログ見てますという方が僕のブースにいらしてくれたことです。
本当にエネルギーを頂きました。
このブログも、そして本格焼酎の試飲活動も、
時間はかかるかもしれないけども、ちゃんと届けられてるんだと思いました。
これから秋になり、季節限定の焼酎が出回り始めます。
お湯割りがいろんな意味でおすすめの時季になりますが、
通の方にだけ届けばいいとは考えていません。
お湯割り以外の飲み方も提案し、本格焼酎がもっと多くの方にとって手に取りやすいものになればと思っています。
今回も最後まで読んでくださった方、
そして、僕が行った試飲販売に来て下さった方々、
本当にありがとうございました (^_^)v
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