久しぶりの更新となってしまいました。
春が過ぎ、もう夏になろうとしていますね。
春は出会いの季節なんて言ったりしますが、
この間新規のお客様は思ったより来なかったかなと思っています。
とは言え、
常連のお客様の来店頻度は凄まじいものがありまして、
このお陰でお店の経営における最低ラインは何とかクリアしているというのが現状です。
この現状に著しく不満があるというわけでは決してありませんが、
お店が常連のお客様に偏ると問題がないわけではないんです。
それを僕なりの言葉で表現すると、
百伝というお店の本来の「色」を僕自身が見失うということです。
このお店はもう僕だけのものではなく、
お客様と築き上げてきたお店という考えはあります。
それに伴い、
少しずつ形を変えてゆくことがあってもいいとさえ思っています。
お客様の求める料理を作ったり、
ときには季節に合わせたイベントを行ったり…
ただ、
いくら常連のお客様に対して「慣れ」みたいなものがあっても、
お店の色だけは見失ってはならないと僕は思うんです。
もっと言うと、この人達はかつて、
何が良くてこの店に来続けてくださったんだっけ?
ってことをたまに振り返り、
そこを絶対に外さない営業をしないと、
いつの間にか大きなモノを失ってしまうことになる。
そんなことないよ。
とこの店の常連のお客様は言ってくれるかもしれません。
でも僕自身はここに甘えがあってはならないと思ってますね。
また、
新規のお客様に対して、
既存のお客様と同じことをすればきっとこの店にハマってくれる…
この仕事はそんな甘いものではないという考えはもちろんありますが、
お店を始めた当初思い描いていた色を演出し、
そこをどう思ってくださるか、
まずはここで勝負してみたいと考えています。
久しぶりにお店を始めるときに作った事業計画書を開きました。
この店において
僕が一番大切にしたいと考えていたモノは、
❝ 人との時間の共有 ❞ だとはっきり記載されていました。
飲み屋において本当に大切にしなければならないものは
商品ではないとも言っています…(笑)
テーマは「まごころ」とする。
奇をてらわない、盛り上がり過ぎない、かつユーモアがあり、接客の基本となるお客様へのケアが行き届いている。お客様が心地良く、心温まる、今日ここに来て良かったと思ってもらえるような接し方、店全体の雰囲気を作る。
こんなことも書いてましたね。
我ながらなかなか良いこと書いてます…。
初心って大事ですね。
お店を始めるときって一番エネルギーに満ちているときなので、
目指すべきはここにあったんだと気付かされました。
地道に初心を追いかけていきます。
でも商品も大事だよとかつての僕にツッコミは入れておきますわ(笑)
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