焼酎ブームが与えてくれた光と影を今こそ見つめ、そして考える!!

 

焼酎ブームという言葉は僕にとってはあまり馴染みのない言葉でした。

というのも僕はブームの終焉と言われる頃に焼酎の世界に足を踏み入れ、そして、自身が経営した本格焼酎専門の居酒屋を始めたときは、周りから時代遅れだとも言われました。

焼酎ブームの終焉の頃と言いましても、入荷が難しい焼酎もまだまだ多く、仕入れがお客様の需要に追い付かないことも多々ありました。でも自身で店を始めた2010年にはそんなことはなく、発注したい焼酎は思い通りに手に入れられていました。この目に見える差に、あれは焼酎ブームだったのかなと思っていたくらいです。

 

今回は、

〝 焼酎ブームとはいったい何だったのか 〟

をテーマに少し過去にさかのぼり、整理しながら、私見を交えつつお話していきます!!

 

焼酎ブームとは

 

・第一次焼酎ブーム【 1970年代後半 】
白波が「6:4お湯割り」「酔い覚めさわやか」をキャッチフレーズにCMを行い、人気に。

第二次焼酎ブーム【 1980年代前半 】
「酎ハイ」が人気を集め、甲類焼酎の消費量が飛躍的に増加。
「いいちこ」が「下町のナポレオン」のキャッチフレーズで一躍有名に。
「二階堂」が「大分麦焼酎 二階堂」のフレーズで大分県に麦焼酎あり!という存在感を植え付ける。

第三次焼酎ブーム【 1990年代後半 】
人気の芸人がテレビ番組で「黒霧島」を取り上げ人気に。
健康志向が高まる中、テレビ番組で芋焼酎を取り上げ人気に。

 

以上のように焼酎ブームは大きく3つに分類されます。
SNSがまだ世の中に出回っていない時代において、テレビの力はすごいなと思わされます。

そして、第一次焼酎ブームと第二次焼酎ブームに関しては、焼酎メーカーさんの企業努力というものが結果に結びつき、数字的な面で焼酎業界全体を底上げしたと言わざるを得ません。

余談ですが、去年僕が大分県に行き、地元の蔵元さんと居酒屋で焼酎を飲んでいたときの話です。当然その蔵の焼酎を飲み続けていたわけです。すると、最後にもう一杯だけ付き合ってほしいということでその蔵元の社長は、「いいちこ」(三和酒類 株式会社)を注文されました。

❝ 今、大分の蔵元がこうして蔵をやっていけるのは三和さんの力によるところが大きい ❞

そうおっしゃったのです。忘れられない出来事でした。
もちろんライバル会社ではあります。しかし、そこには地元の蔵元さんにしかわからない、お互いに苦労した歴史というものがあるんだと感じさせられました。

 

焼酎ブームによる影響

 

数字の面において、大きな変化がありました。平成15年(2003年)には焼酎の出荷量が日本酒のそれを抜くというデータも残っています。そして何より、一部の焼酎がコンビニなどにも置かれるようになったり、居酒屋などでも焼酎のラインナップが以前より増えたりと東京市場にマーケットの幅を広げることができたのはとても大きかったと思います。

一方で、
焼酎ブームをきっかけにそれまで築き上げてきた焼酎メーカーさんと酒屋さんとの信頼関係に亀裂が生まれ、裁判に発展するケースもありました。人気が出たことでトラブルに発展するという何とも残念なケースです。
先程の大分でのエピソードが嘘のようです。(もちろん両方ともホントの話ですよ!)

需要が高まったことは何よりのプラス面であったことは言うまでのありません。

しかし、今回のテーマは〝 焼酎ブームとはいったい何だったのか 〟です。

僕は今回、良かったことも悪かったこともしっかり目をそらさずに見ていこうと思っています。

ということで、以下、僕が最も感じている焼酎ブームが作ったマイナス面の一例をあげます。

ちょっと過激な言い方になるかもしれませんが、たぶん炎上はしません。なぜなら悲しいことに僕のブログ、まだ読者が少ないので…(笑)

 

3Mだけが高評価だったのはおかしい

 

いったい誰が言い始めたのでしょう、この3M…。言うまでもないかもしれませんが、「森伊蔵」「魔王」「村尾」です。

あたかも芋焼酎のトップに君臨しているかのようなこのブランディング、いったい誰が決めたんですか?これこそが、焼酎ブームがただのブームで終わった原因のひとつだと僕は思います。

3社が協議してこういう形で世に打ち出していこう!としたなら、それは企業の努力だと思います。

僕が許せないのは、どこの誰だかわからない人達が、多くのデータ、アンケートなどをもとに3Mと称して発信したわけでもなく、まして、この焼酎達が、一部の人間の金儲けに利用されたことです。

ここで誤解のないようにしておきたいことがあります。僕はこの3つの焼酎、美味しいと思っています。

 

「森伊蔵」の円やかさは上品かつ繊細で、白身魚のお刺身などに合わせても料理の味を邪魔しない奥ゆかしさを感じます。

「魔王」は芋焼酎に飲み慣れていない方におすすめできる、一見すると白ワインのような華やかさを感じます。

「村尾」はこれぞ鹿児島の芋焼酎といった存在感があり、お湯割りや水割りにしても芯がぶれることはなく、味がはっきりした料理、例えば鹿児島の角煮などと合わせると双方の良さが引き立つと思います。

 

僕が言いたいことは、

3Mが他の焼酎達と一線を画するような印象付けをされたことが、焼酎ブームが作ったマイナス面だったということです。

他にももっとあったはずです。高評価を受けていいはずの焼酎が…。注目すべき蔵元が…。

そういった面が、焼酎ブームの時代、今一つ築き上げることができなかった点かなと僕は感じています。

批判覚悟で言います。
もう、脱3Mでいきましょう。

一つ一つの焼酎を、一つ一つの蔵元さんを見ていきましょう。

 

最後に

 

焼酎ブームは、多くの蔵元さんそして焼酎業界における大きなチャンスであったと言え、また、様々な課題を残す結果となりました。

業界全体のブランディング、そこから焼酎ファンを獲得していくにはどうすればいいのか。1本の焼酎があたかもスーパーヒーローのようにもてはやされるだけではなく、一丸となって本格焼酎自体の魅力を世に発信していくことが大切だと僕は思います。

ブームは終わりました。
しかし、本格焼酎は500年を超える日本が誇るべき文化のひとつです。それを再確認、また、新たに認識することが今でも遅くはありません。

この日本の素晴らしき財産を日本人の皆様が大切に想い、そしてこれから先も育てていく、そんな世の中になればと切に願っています。

 

 

今回も最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました!!
かなり偉そうに語ってしまいましたが、僕はまだまだ道半ばだと自覚しています。これからも皆様の焼酎に関する疑問やご要望にお応えできるよう、また、新たな提案などがしっかりできるよう、日々精進していきます!!


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