焼酎唎酒師おすすめ焼酎 ① 鹿児島酒造 黒瀬杜氏伝承蔵!!

 

おすすめ焼酎として、今回は鹿児島酒造さんの焼酎をご紹介させて頂きます。

 

「おすすめ焼酎」とは何か。

この問いは僕にとって最も難解な問いです。

 

僕は本格焼酎専門居酒屋で15年近く働いていましたが、一度たりとも「間違いなくこれです」と言ったことはありません。それは、全ての焼酎にそれぞれの良さがあり、シチュエーションに応じて変わったり、召し上がっている料理によっても異なるからです。

しかし、飲食店の現場を離れ、目の届かない方々に「おすすめ焼酎」と題して提案することを決めた今、独自の視点で焼酎をご紹介していきます。

 

尚、今回は「おすすめ焼酎 ①」とします。つまりこの先、おすすめ焼酎 ② ③ ④…と題して時々ここに書かせて頂きます。

 

それでは始めます!!

 

鹿児島酒造さん

 

鹿児島県阿久根市に蔵を構える鹿児島酒造さんには、「※ 現代の名工」を受賞された黒瀬安光さんが総杜氏としていらっしゃいます。

15歳から焼酎を造られており、この道65年というプロ、いえ、神様みたいな方です。

 

鹿児島酒造さんが造られる銘柄はとても多く、どれも焼酎ファンに愛されているものばかりです。

その中で今回は4本、おすすめ焼酎としてご紹介します。

 

※ 現代の名工とは…
卓越した技能者表彰制度に基づき、厚生労働大臣によって表彰された卓越した技能者の総称

 

おすすめ焼酎

1.やきいも黒瀬

 

先ずは「やきいも黒瀬」です。

これは業界初、文字通り、さつま芋を焼いて造られた焼酎です。(通常は蒸して造りを行います)

発想は単純に “ 芋は焼いた方が美味しいだろう ” というものだったそうです。

しかし、商品になるまでには、10年の月日を要したと聞いています。

焼きすぎると香ばし過ぎ、焼かなすぎると特徴が出なく、ここでは書き切れない苦労を経て、商品化となったそうです。

お湯割りにしたとき、焼き芋を感じさせるどこか懐かしい香りがとても心地のいい焼酎です。

(お湯割りについては「焼酎のお湯割り!これが蔵元公認のお湯割りの作り方です!!」をご参照ください)

 

2.倉津

 

次は「倉津」(芋焼酎)です。

熟成した焼酎には円やかさ、透き通るような洗練された滑らかさがあり、とても上品に感じられます。

この「倉津」はそれだけではなく、後味に芋焼酎としてのしっかりとしたコクを感じることができ、飲み口の優しさと後味の程よい重厚感のバランスが非常に素晴らしい焼酎です。

おすすめの飲み方は、水割り、お湯割りですが、少し濃いめにお作り頂きたいです。

 

3.さつま諸白

 

3つ目は「さつま諸白」(芋焼酎)です。

コスパがいいと一言で片付けると何ともずさんですが、でも言いたいことはそういうことです。

肩ひじを張らず、常飲できる、まさに本来の焼酎の立ち位置をこの焼酎が表現しています。

クセがなく、それでいてさつま芋の甘みがしっかりと出ている、スタンダードだからこそこの蔵のレベルの高さを感じられる安定感抜群の焼酎です。

おすすめの飲み方は、お湯割りです。

 

4.阿久根

4つ目は「阿久根」(芋焼酎)です。

この焼酎の特徴は何と言っても「甘さ」です。

S型麹という全くもって聞き慣れない麹菌を使用しており、飲食店の現場ではこれをどうわかりやすく説明すればいいかと悩まされたのを覚えています。

通常、焼酎には、黒麴菌、白麹菌、黄麹菌とこの3種が明記してあることが多いです。

このS型麹は白麹菌の一種であり、焼酎にしたとき強力な甘さを引き出すことができるとされています。

しかしこのS型麹、扱いが非常に難しいらしく、他ではほとんど使用されていないのが現状です。

熟練された技術を持つこの蔵元さんならではの焼酎と言えます。

是非一度お試し頂きたいです!!

おすすめの飲み方は、水割り、お湯割りです。

 

今回はここまでとしておきます。

先程、多くの銘柄を造られていると記載しましたが、本当に多いです。季節限定の焼酎も造られているため、その時季に応じてまたご紹介したいと思います。

 

黒瀬安光さんとの出会い

 

8年前のことです。僕は本格焼酎専門の居酒屋を開き、そのコンセプトを

“ 造り手さんの想いを伝える ”

としました。

そして店を始める前、その第一歩として、取り扱う焼酎の全ての蔵元さんに手紙を書きました。

内容は ❝ 僕の焼酎に対する想い ❞ と ❝ どのような想いで焼酎を造られていますか ❞ という質問を記載したものでした。封筒には返信のための一式と僕の名刺を同封しました。

約50通書きましたが、そのうち3,4通返ってくればいいと思っていたところ、実に9割近くの蔵元さんがそれに返信してくださいました。

 

ある朝、僕の携帯に知らない番号から着信がありました。

「黒瀬安光と申します」
「鈴木さん、大変感動しました」

これには本当に驚かされました。

業界の巨匠からの電話で一気に目が覚め、僕は夢中で焼酎の話をしました。

「お店に必ず行きます」とおっしゃり、夢のような会話は終わりました。

 

それから数か月後、

約束通りお店に足を運んでくださり、その後も東京出張の際、何度も来店してくださるようになりました。

丁度そのときは、東北の震災後ということもあり、

「東北が大変なことになってる」

とおっしゃり、自社の焼酎はそっちのけで日本酒を飲まれていました。お店に1本だけ日本酒を置くようにしたのはこれがきっかけでした。

その言動に心を打たれたのを覚えています。

焼酎業界では神のように拝められている方ですが、仕事面だけではなく、人として尊敬できるそんなお方です。

 

 

最後に

 

今、鹿児島酒造さんは「鹿児島酒造 黒瀬杜氏伝承蔵」として、黒瀬杜氏の意思を引き継ぐ方々が主に蔵を運営されています。

皆様は焼酎に対してとにかく一生懸命で、その話に涙してしまうときもあります。

非科学的なことを言いますが、そんな背景を知って飲む焼酎は一味違うものに感じられます。

店を営んでいたときはコンセプトが “ 造り手さんの想いを伝える ” ことでした。

このブログでもそれは変わることなく、焼酎の造り手さんのことをほんの一部かもしれませんが、皆様に伝えていければと思っております。


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